令和のフォークソングをテーマにしたアルバム「再燃」インタビュー

顔を隠しながら撮影する魚高ミチル

インタビュー: かわP

改名前から魚高ミチルを知る元音楽業界のかわPが、最新アルバム「再燃」をインタビュー。

世代はズレているんですが、小学生の頃から70、80年代のフォークが好きだったんです。何故だろう?って不思議だったのですが、あの頃のフォークソングに”人間らしさ”を感じるから好きなんですよね。歌謡曲やJ-Popも大好きなんですが、フォークほど人間らしく、メッセージを感じるものはなかなかなくて。言葉やメッセージを伝えるなら今でもフォークが一番だと思っています。

それは嬉しいです。多分、メロディ、ミックスが大きいと思います。70~80年代のフォークソングは、単調なメロディが多いんです。語りに近いので、メロディアスとはまた違う。
だから私は単調な部分を作りつつ、メロディアスな部分も作りました。そうすることで現代のJ-Pop要素もありつつ、フォーク色を残せるかなと思って。あとはミックスの存在は大きいですね。最初はアナログレコードのイメージをお願いしたんですけど、返ってきた音源を聴いたらなんか違うなってなったんですよね。エンジニアの方にアナログ感をやめましょう!と言って1から作り直しに協力してもらったんです。そうするとやはり、インパクトが違った。令和でも埋もれない音楽ができたと思いました。

トー横を見た時は驚きました。白目を向いて叫んでる女の子を見て、ここは日本だろうか?と思って。
その日に衝動的に描いた曲でした。明日に希望が持てない日本で、トー横の現状は起こるべきして起こったことだと思うんです。それが今の日本なんだと、目を逸らさないように描きました。

野良猫PV
暗夜灯demoバージョン MV

「LOST」は”別れ”を、今回のアルバムでは”別れの続き”を描きました。
大事な人を失って月日が経って、私たちはどう生きて、生きていこうとしているのか。そういうようなことを見つめてました。悲しみって消えることはなくて、時と共に形を変えていく。その時その時の想いの形を書き留めておこうと思って。

パンデミックで一度、私の炎は消えていました。だけど大好きな音楽と、リスナーのリクエストが私に火をつけてくれました。そんな音楽やリスナーへの感謝の気持ちと、これからまた燃えていきたいという想いを込めて『再燃』にしました。

アルバム「再燃」
再燃を大切そうに抱えながら話す魚高ミチル

魚高ミチル
YouTubeにて歌謡曲・フォークソングのカバー動画投稿を中心とした活動をおこない、その歌唱力と表現力の高さで根強いファンを獲得、動画の総再生数は3000万回を超える”令和のフォークシンガー”・魚高ミチル。

1stオリジナルアルバム「再燃」
70~80年代のフォークソングに影響を受けながら、東横キッズ、パンデミック、戦争、闘病、自殺など、現代に起きている様々問題に目を向けた令和のフォークソングアルバム。この時代を生きる人々に向けた魚高ミチル渾身の1stオリジナルアルバム。

「再燃」CD/サブスク各種  
https://ultravybe.lnk.to/sainen

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